ユリア樹脂
 (UF)


 

尿素(ユリア)にホルムアルデヒドを加え、中性または塩基性で反応させるとメチロールユリアが出来る。これを加熱して縮重合させると、空間網状構造のユリア樹脂が作られる。
@成形製品は相当強い。ただし衝撃強さは小さく硬くてもろい
A電気絶縁性が良い。特にアーク抵抗は120秒程度の値を持ち、フェノール樹脂よりもはるかに優れている
B使用温度は80℃程度までである。沸騰水では軟化して変形する。
C着色製品ができ、美しい日用品、化粧品容器、食器を作る
D水・酸・アルカリ溶液に浸すと微量のホルムアミドを発生する

用途:ボタン・化粧容器・照明器具